趣味が安くなった(カメラ編)2
フィルムカメラは高かった。
現像焼き付け、そしてフィルム代。
36枚撮りでフィルム400円 現像代600円 プリントが同時プリントで一枚40円程度。
合計で3000円ぐらいいる。
10本で3万円
こんな時代だから、フィルム代現像代を浮かせるためのハーフサイズカメラなんてものが売り出されていた。
写真は贅沢な趣味だった。
これが、同時プリント1枚10円なんていうものがあらわれた。
焼き増しも同時にするのなら1枚5円なんてものの。
フィルムもダイエー系のフィルムで、一本100円なんてものも出だした。
一気に費用が値段が3分の1まで下がった。
同時プリントで。
これが1990年代後半
ただ、ピンボケでも現像されるので、ロスもかなりあった。
これが、2000年代になってデジカメが登場する。
カシオのデジタルカメラを買う。
デジタル画面ではなく、ファインダーを覗いてとるもの。
単焦点カメラで、30万画素。
L版で現像するのが精いっぱい
今までのフィルムとは比べ物にならないぐらいの低品質。
あまりこれは使わなかった。
そして、デジタル一眼レフの登場
僕が最初に買ったのはキャノンのX2
手振れ防止機能のない、標準ズームと、望遠ズームのついたもの。
といっても望遠の倍率は大したことはなく、なかなか使いにくい。
50mmのF1.9の短焦点レンズなどで楽しんでいた。
ボケ味が楽しいレンズだった。
失敗したものは削除、いいものだけをプリントする。
そんなことできる。
すごく楽しい。
ただ、手振れ防止装置のついたものがその後発売された。
本体に手振れ防止装置がついてあるのと、α5700についていた望遠レンズが使えることで、ソニーのカメラを買った。
300㎜の望遠レンズだったから500㎜程度の望遠になるということだったが、また新しいのが欲しくなってしまった。
当時は、まだスマホのカメラもたいしたことはないので、一眼レフ全盛の時代。
今度はキャノンの60Dを買った。
そしてレンズは、タムロン社の17㎜~270㎜という、ずぼらレンズを買った。
これは、学校に勤めていた時に大活躍をしてくれた。
生徒たちの日常生活、クラブ活動、学校行事等をとるようになった。
ばしゃばしゃシャターを切っても、一円もいらない。
現像するにしても1枚7円程度。
大きく引き伸ばしてもA5サイズで100円程度。
夢のような安さだ。
とったものは現像して生徒にタダで配る。
1000枚印刷してもらって、7000円
学年の生徒全員に配っても一人5枚程度は手に渡る。
親からもクレームはなく、普段の様子がよくわかると喜んでもらえていた。
生徒も喜んでいたようだ。
趣味にかけるお金としては、めちゃくちゃ安い。
そして喜んでもらえる。
ありがたいことだ。
じぶんのクラスでは、学校から降りる学級費で、クラス写真やミニアルバムを記念品として配っていた。
若いころにお金をかけていたことが、定年間近になって、趣味としてそして仕事(学年分掌としてとして写真係はある)として役に立っていた。
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