生命保険、年金保険は本当に必要ないと考えて良いのでしょうか?
ネット上では、生命保険や、年金保険が無駄で、投資をする方がいい。
そんな文章があふれている。
本当に正しいのだろうか。
僕がわか時には、金利が年8%を超える金融商品があった。
その時にも、年金保険、生命保険の予定利率は6%程度とその当時の金利水準より低いものだった。
ただ、生命保険も、年金保険も長期の投資としてはすぐれていたものだった。
誰もその長期投資という観点はなかったようだ。
僕の母親は、当時年金保険をかけていたらしく、92歳で死ぬまで毎月、自分の公的年金ほどの個人年金を受けていた。
僕も、若い時に入った終身保険が今は毎年返戻金が増えるお宝保険として、自分では使うことはないだろうが、今後の生活の気持ちの支えになっている。
昔は良かったをいうのでこれを書いているわけではない。
金融リテラシーをしっかり持って総合的に判断できる人は良い。
ただ、妄信的に生命保険は無駄だということだけを頭に刷り込んで、今後の金利情勢が変化しても変化に対応できない人が多いのではないかと心配する。
金利が上昇する局面で、生命保険も頭の隅に他の金融商品と比較する対象として置いておく必要があると思う。
手数料の安い、ドル建て生命保険などは、ドル資産をもって分散投資の一つとしては考えてもいい金利水準に近づいてきている。
金利状況によっては長期投資として保険が有利な時代がまた来るかもしれないと思っておく必要があると思う。
新NISAが今、ネット界では話題だ。
年360万円をNISAを使って投資をする。
そんなに簡単に普通の生活をしている人が、年360万円も不確定なものに投資できるのだろうか。
ずっと、株が上がり続けるのだろうか?
ここ4年大きな暴落がない。
そろそろ来ても不思議はない。
新NISA以降の金融界、世の中がどう動くか見てみたい。
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