投資と投機の違い(FXは投資というおかしい論法)
投資というのは、プラスになる確率のあるものに資金をつぎ込むことだと思っている。
株式投資は、手数料さえなければ、配当金が企業から払われるのでその分全体としてはプラスになる確率が高い。
今現在は、株式投資は手数料は限りなく0になっていて、投資対象になりうるものだ。
その他投資対象としては、家賃収入などが外から入ってくる不動産投資も投資になるのだろう。(ただ、僕はこれには手を出さない。情報の非対称性が大きすぎるから。)
これらは、参加したものがうまく行けば、全員が儲かる可能性もある。
究極的に言えば、他から入ってくる資金を(賃料、配当)を参加者で分ければ、全員が儲かる可能性もある。
ただしうまいへたはあるが。
その分だけ、期待値は1以上になる。
FXはどうだろうか。
誰かの儲けは、誰かの損。
この構造は、ギャンブルと同じ。
ゼロサムゲームなのだ。
ゼロサムゲームは、負けるものがない限り、勝つものがいない。
これは当たりまえ。
誰かの利益は、誰かの損。
これは、ギャンブルでしかない。
それを投資といってブログに書いている人がなんと多いことか。
投資とは、儲けるためにやるもの。
だから、期待値が1以上になるもの以外を投資とは言ってはいけない。
期待値が1以下のものは、儲かる可能性があるにしてもこれはあくまで投機。
FX初心者はまさに投機に足を踏み入れるのに、投資といって騙される。
もちろん、FXで儲けている人はいる。
訓練されて儲けられる人がいるのも事実。
そして、手数料で儲ける人もいる。
ただ、投資といってFXをやっている人は、たいがい負ける側。
大儲けをしている人の裏側に、大損をして自分の働いた大事なお金を差し出し、借金までして将来の自分の時間を差し出す人も多いようだ。
これは冷静に考えたらよくわかること。
自分は儲けられると思っている人がいかに多いことか。
テレビでFXのコマーシャルを見ることも多い。
あれは、参加者からコマーシャル費用として損失を増やす元。
それがわからないで参加する人も多い。
僕はFXでちょっと前に儲けさせてもらった。
それは、GMOクリック証券の株を買って、高いところで売らせてもらった。
興奮を得るための楽しみとしての、1000万円もの損失はやはり、頭がおかしい状態なのだろう。
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